楽天カード

 

 年会費無料のクレジットカードなら「楽天カード」

1.概要

 楽天カードは、日本の大手クレジットカード会社であり、楽天グループの連結子会社です。2001年に設立され、現在は多様なクレジットカードを提供しています。

 楽天カードは、日本国内で広く利用されているクレジットカードです。2001年に設立され、年会費無料やポイントプログラムなどの魅力的な特徴を持っています。

 楽天カードを利用することで、楽天市場や提携店舗での買い物で楽天ポイントが貯まりやすくなります。また、さまざまなデザインが選べることや、セキュリティ対策が充実している点も人気の理由です。

2.歴史

 楽天カードの歴史は、2001年12月6日に「あおぞらカード」として設立されたことから始まります。当初はあおぞら銀行とオリックス、およびその子会社であるオリックス・クレジットと共同で設立され、銀行系消費者金融として「マイワン(MY ONE)」という名称のローンカード事業を開始しました1。

 2004年9月16日、楽天があおぞら銀行とオリックスグループの持分を取得し、子会社化しました。その後、2004年11月29日に「楽天クレジット株式会社」へ社名変更し、ローンカード事業を継続しました1。

 2009年4月には、マイワン事業とその正常債権を楽天が買収したイーバンク銀行へ会社分割の方法により譲渡し、「イーバンク銀行のカードローン マイワン」となりました。2010年には、イーバンク銀行が「楽天銀行」へと改称し、「楽天銀行スーパーローン」となりました1。

 2011年6月、楽天KCカードや楽天カードなどのクレジットカード事業を扱っていた楽天グループの楽天KCが、Jトラストへ売却され、同社の「楽天カード」に付随するクレジットカード事業は楽天クレジットが吸収しました。そして同年8月1日に「楽天カード株式会社」へと社名変更しました1。

 2019年4月、楽天グループの再編により、楽天株式会社の金融事業子会社(楽天銀行、楽天証券、楽天インシュアランスホールディングス等)の株式を承継し、子会社化しました。

3.特徴

・長所

 年会費無料:楽天カードは年会費が永年無料で、初めてのクレジットカードとしても人気があります。

 ポイントプログラム:楽天カードを利用すると、楽天ポイントが貯まりやすく、楽天市場や提携店舗での利用でさらにポイントが加算されます。

 多様なデザイン:ミッキーマウスやお買いものパンダなど、さまざまなデザインが選べます。

 セキュリティ:本人認証サービスやカード利用お知らせメールなど、安心して利用できるセキュリティサービスを提供しています。

・短所

 ポイントの有効期限:楽天ポイントには有効期限があり、一定期間内に使用しないと失効してしまいます。

 利用限度額:他のクレジットカードと比較して、利用限度額が低めに設定されることがあります。

 海外利用手数料:海外での利用時に手数料がかかる場合があります。

 特定店舗での利用制限:一部の店舗やサービスでは楽天カードが利用できない場合があります。

4.技術

 楽天カードは、最先端の技術を駆使して、多数のお客様が利用する金融システムを支えるプロフェッショナルチームを擁しています。以下は楽天カードの技術に関する主なポイントです:

・高速で安全なトランザクション処理

 楽天カードは、高速で安全なトランザクション処理を実現するための技術を導入しています。これにより、ユーザーは迅速かつ安全に取引を行うことができます。

・データ分析と新サービスの開発

 楽天カードは、データ分析を活用して新しいサービスの開発を行っています。これにより、ユーザー体験の向上や新しい価値の提供が可能となります。

・IT基盤の構築と運用

 楽天カードのエンジニアチームは、ビジネスを支えるさまざまなシステムを安全に稼働させるためのIT基盤を構築・運用しています。これには、Webサイトやアプリ、売上・請求の基幹システム、決済代行サービス、コールセンターシステムなどが含まれます2.

・DX推進

 楽天カードは、社内業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。これにより、業務効率の向上や新しいビジネスモデルの創出が期待されています.

5.現状

 楽天カードは、2025年にいくつかの新しいサービスとルール変更を導入しました。例えば、楽天カードプレミアムプログラムが開始され、ゴールド、プレミアム、ブラックカード会員に対して金利優遇やポイント還元率アップなどの特典が提供されています。また、ポイント付与率の変更や対象外の追加、海外取引の還元率変更なども行われました。

 楽天カードの発行枚数は2023年3月時点で2,863万枚に達し、前年比で10.2%増加しました。2022年のショッピング取扱高は18.2兆円で、前年比25.8%の増加を記録しています。これにより、クレジット業界での取扱高のシェアは23.4%に達しました。

 一方で、ポイント還元率の変更や特典内容の見直しにより、一部のユーザーからは「改悪」との声も上がっています。特に、少額の買い物でのポイント付与が減少したことが影響しています。

6.未来

楽天カードの未来は、いくつかの重要なポイントに基づいています。

・キャッシュレス社会の推進

 楽天カードは、キャッシュレス決済の普及を目指しており、楽天ペイや楽天Edyなどのサービスを通じて、より便利で安全な決済手段を提供しています。これにより、現金を使わずに支払いを完了させることができ、ユーザーの利便性が向上します。

・モバイル事業の成長

 楽天グループ全体として、モバイル事業の成長が期待されています。楽天モバイルの基地局整備が進み、カバー率が高まることで、楽天カードの利用者も増加する見込みです。これにより、楽天カードの利用シーンが広がり、さらなる成長が期待されます。

・環境保護とサステナビリティ

 楽天グループは、環境保護とサステナビリティを重視しており、2030年までに利益率を20%に拡大することを目指しています。これにより、楽天カードも持続可能な経営を実現し、長期的な成長を目指しています。

 楽天カードの未来は、キャッシュレス社会の推進、モバイル事業の成長、環境保護とサステナビリティの3つの柱に支えられています。これらの取り組みにより、楽天カードは今後も進化し続けるでしょう。

7.利用法

 楽天カードの利用法についてご紹介します。

・申し込みと発行

 申し込みは、楽天カードの公式サイトからオンラインで申し込みができます。必要な情報を入力し、審査を通過するとカードが発行されます。

・カードの受け取り

 カードが郵送で届いたら、署名欄にサインをして利用準備を整えます。

・利用方法

 楽天カードは、VisaやMastercardの加盟店で利用できます。支払い時にカードを提示し、サインまたは暗証番号を入力します。タッチ決済にも対応している店舗では、カードを端末にタッチするだけで決済が完了します。

 オンラインショッピングでネットショップでの支払い時に、カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して決済します。楽天市場や楽天トラベルなどの楽天グループのサービスを利用すると、ポイントがさらに貯まります。

 楽天カードを利用すると楽天ポイントが貯まり、楽天市場や提携店舗での買い物に利用できます。ポイントカード機能も搭載されており、ポイントの二重取りが可能です。

・セキュリティ対策

 本人認証サービス:ネットショッピング時に本人認証を行うことで、不正利用を防止します。

・カード利用お知らせメール

 利用後にメールで利用状況を通知し、不正利用の早期発見に役立ちます。

・楽天e-NAVI

 オンラインで利用明細の確認や支払い方法の変更ができるサービスです。

・その他の機能

 楽天e-NAVI:楽天カード会員専用のオンラインサービスで、利用明細の確認や支払い方法の変更、キャンペーン情報のチェックができます。

 楽天カードアプリでスマホにインストールすると、いつでもどこでもカードの利用明細が確認できます。


 

 年会費無料のクレジットカードなら「楽天カード」

旅行一般

前の記事

ビザ申請代行
旅行一般

次の記事

エポスカード